2021/07/27
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GANTZは糞だろ…
異星人との戦い自体はまぁ良かったけど、最後の最後に「クロノくんありがとーーーっ」って。
なんだよあの群衆。直前までクロノの指名手配にキレたり、異星人との決闘を強要してたじゃねえか。手のひら返しもいいとこだろ。チープすぎる。 - チープなのが良くないと。
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でもGANTZってそういう漫画だと思うんですよね。人を生々しくも無機質に描く。
そういう作風の中で、最終話だけ群衆が己の愚かさを恥じて反省したりするのって、なんか違うと思うんですよね。
そういうのって救いのある漫画じゃないですか。
GANTZは救われない世界観だと思うんです。 - GANTZは救われたじゃん。主人公も彼女も親友も。
- それは結果として命が助かっただけで、もし最終話の後のエピローグがあれば、彼らは世論から袋叩きにされるとかも有り得る世界観だと思ってます。その意味で、あの終わり方は最後までGANTZらしくて良かったなと。
- 分からんでもない。
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では次のタイトル。軍鶏です。
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はい糞。
ラスボスでも仲間でもなんでもない、ポッとでの雑魚兄弟に殺されて終わり。
打ち切りを疑うレベルの糞。 -
確かに主人公リョウが敗れた相手は、物語にとって意味があるとは思えないキャラクターでした。
でも、ここで重要なこととして、リョウにとって意味がある敗北ってないと思うんですよ。 - ライバルの空手家いたじゃん。菅原。負けて死ぬ最終回なら、復活したあいつが相手とかの方がマシだろ。
- それこそチープですよ。そんな簡単に復活して欲しくない。
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肝心なのは、リョウが戦って死んだことです。相手は誰でもいい。格闘漫画の最終回としては至上と思います。
生き延びて穏やかに余生を過ごしたり、あるいは所謂「オレたちの戦いはこれからだ」で終わったり。そんなのは下の下ですよ。
リョウのあの、アウトサイダーに相応しい虫か動物かのような死に方は、長期連載の締めくくりとして人工味のない自然な厳かさを感じられました。 - まぁダラダラ続けるよりはマシだがな。
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今回はここまで。また別の機会に。では。
終わり方が糞扱いされてるがそうでもない漫画②